• "駅東土地区画整理事業特別会計予算"(/)
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  1. 小松市議会 1999-03-17
    平成11年第1回定例会(第4日目)  本文 開催日: 1999-03-17


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午後 1時25分     ◎開議の宣告 ◯議長(吉田勇治君) これより本日の会議を開きます。  ──────────◇──────────     ◎諸般の報告 2 ◯議長(吉田勇治君) 説明員の欠席届がお手元に配付のとおり参っておりますので、御報告いたしておきます。  ──────────◇──────────     ◎会議時間の延長 3 ◯議長(吉田勇治君) あらかじめ会議時間を延長いたします。  ──────────◇──────────     ◎市長提出議案第1号~議案第62号、      請願第1号~請願第4号、継続審査案      件の委員長報告、質疑、討論、採決
    4 ◯議長(吉田勇治君) 日程第1、市長提出議案第1号から第62号までの62件、請願第1号から第4号までの4件、継続審査中の平成10年請願第17号、継続調査中の小松基地及び小松空港安全対策並び小松空港国際化に関する調査、小松駅周辺市街地活性化及び連続立体交差事業並びに北陸新幹線に関する調査、環境汚染に関する調査・交通安全並びにバリアフリーに関する調査を一括して議題といたします。  これより、委員長の報告を求めます。  総務企画常任委員長灰田昌典君。     〔総務企画常任委員長 灰田昌典君登壇〕 5 ◯総務企画常任委員長灰田昌典君) 総務企画常任委員会における審査と経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第1号 平成11年度小松市一般会計予算中、当委員会所管分を初めとする議案13件であります。  これらの案件につきましては、終始慎重なる審査の結果、当委員会に付託されました全議案を全会一致をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  なお、審査の過程で議案関連の所管事項も含めて執行部に行った主な要望を報告いたします。  1つ、平成11年度当初予算についてでありますが、市税収入が大幅に落ち込み、平成10年度末で市債残高が 572億円余りと見込まれるように、まことに厳しい市財政状況のもとにあって、経常経費を最大限に削減、起債を伴う新規事業を極力抑えた中にあっても、元気のでるまちこまつをめざした施策と、めり張りのある財源配分に工夫を凝らしており、その努力に対し評価するものであります。  しかしながら、民間企業では生き残るために血の出るような厳しい対応と努力をされている現状を真剣に受けとめ、今こそまさにその厳しい中で納められた税金を事務事業の財源にしていることを念頭に、最小の経費で最大の効果を上げなければならないという地方自治運営の基本原則をもう一度職員一人一人に徹底させていただきたいと願うものであります。  2つ、戦後最悪と言われる景気低迷の中、民間企業はみずからの存亡をかけて意識改革、スリム化、リストラ等を極力に推し進めております。市ではこのたび、行政改革大綱全面的見直しを行い、市民ニーズの多様化に的確に対応していくため、事務事業整理合理化や簡素で効率的な組織に再編成するなどの方針を示されました。この中には、職員数を5年間で10%削減する等も打ち出されておりますが、この方針を確実、迅速に達成するためにも勇退制度を早急に検討し、将来の市職員構成のバランスも考え、若い人材の採用を取り込みながら活力ある市政の担い手を育成されるよう要望したところであります。  3つ、近年、市内大手建設業者の中には、同業種の子会社等をつくり小規模な公共事業にも受注の機会を得ている状況にあります。このことは、市内の中小業者にとっては大変深刻な問題であり、何らかの対応を求める声が寄せられているところであります。法的な面での難しさは理解するところでありますが、市内中小業者の保護、育成等の観点から、そのあり方についての調査研究を要望した次第であります。  次に、請願でありますが、本委員会には2件の請願が付託されました。  請願第3号は、消費税を三%にもどすことを求める請願でありますが、消費税5%のうち地方消費税等が地方財源の一部に組み入れられており、国及び地方自治体との財源と施策にかかわってくる事柄でありますので、全会一致で不採択といたしました。  請願第4号は、新ガイドライン法の立法化に反対する意見書または決議を求める請願でありますが、戦後の日本の安全保障は日米安全保障条約を基本に確保されてきており、緊急事態が発生した場合における日米間の具体的防衛協力の内容を明確に定め、対応と手続等を整理しておくことは、危機管理能力が指摘されている今日、当然のことであります。この法案は、我が国の存亡及び国民の生命、財産の安全確保にとってまことに重要な事柄でありますので、当委員会として今後の国会審議を慎重に見守りたいという趣旨で不採択といたしました。  なお、少数意見でありますが、採択すべきという意見もあったことを申し添えておきます。  以上をもちまして総務企画常任委員会の報告を終わりますが、何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願いいたします。  以上です。 6 ◯議長(吉田勇治君) 福祉文教常任委員長、表靖二君。     〔福祉文教常任委員長 表 靖二君登壇〕 7 ◯福祉文教常任委員長(表 靖二君) 福祉文教常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第1号 平成11年度小松市一般会計予算中、当委員会所管分を初めとする議案26件であります。  これらの各案件につきましては、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査をいたしました結果、当委員会に付託されました議案26件につきましては、全会一致あるいは賛成多数をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以下、議案並びに所管事項を含め、論議されました主な点について御報告を申し上げます。  まず第1点は、小松市国民健康保険事業会計についてであります。  平成9年度に薬剤の一部負担制度が導入をされながらも、老人医療費の増高は予想を上回るものがあります。従来から国保会計基金保有高が過剰ではないかという意見もありましたが、平成9年度決算では13億 2,400万円、平成10年度決算では9億 8,500万円、そして平成11年度の見込みによりますと6億 2,800万円となります。国保の基金の取り崩しは老人医療費の拠出金によるものが大であります。このような報告を受けているところでございます。  平成12年度導入が予定をされております介護保険制度との関係から、今後の国保会計のあり方はまだ明示をされておりませんが、国保会計の運営については今後も厳しいものが予測をされております。健全な国保会計の安定化のためにも、保険者自身の自助努力はむろん、被保険者自身の負担をも念頭に置く必要があり、限度額の引き上げとともに負担の公平化を図る観点から応益部分の見直しも避けて通れない課題であることから、勇断をもって解決に臨まれることを要望いたしました。  2点目は、健康の里構想についてであります。  健康の里構想については、今年度の予算のあり方をも含め停滞の感がありましたが、今後は厚生省が新たに提唱をする健康日本21の基本的な考え方に基づいて、従来の構想の再構築を図りながら、健康立市小松の実を上げられるような業務の推進を望むものであります。  3点目は、公立保育所及び学校給食についてであります。  公立保育所適正配置や民間委託及び学校給食についての検討は、これまでも幾度も当委員会としてその推進を提唱してきたところであります。今回の予算は、額の高にかかわらず計上をされましたが、このことは大変画期的なことと評価をするものであります。今後は公立保育所適正配置に関する地域住民ニーズ調査及び公立、私立両者のあり方、将来的にはどのような形をとるべきかについて、また学校給食共同調理化衛生対策、そして良質な給食の提供というさまざまな観点から鋭意検討を重ねられることを強く要望し、あわせて市行政改革大綱における重要課題として英断をもって取り組まれることを御期待申し上げるものであります。  4点目は、こまつドームについてであります。  こまつドームの運営については、幾度か当委員会として指摘をしてきたところであります。人件費を除いた管理費 3,400万円が市財政からの持ち出しであります。この負担は、現在のドームの利用の現状からしますと、必ずしも市民の理解を得られているとは言えないのであります。  第1に、イベント等の誘致については極めて低調な現状であり、当委員会として幾度も要望しているとおり、より実務的で機動的な組織の設置を望むものであります。  第2に、一般市民の利用についても、利用者は増加をしているとはいうものの、必ずしもその利用についてはさまざまな不都合があり、運営のあり方及びルールについて柔軟な見直しを強く求める多くの利用者の声があることも事実です。今後は利用者、関係団体の意見を十分聴取した上で、十分な検討を求めるものであります。  第3に、ドームのあり方の根幹にかかわる問題として、管理を施設管理公社に委託する方をとり、市としてはドーム運営委員会が存在するというのが現在の姿であります。これは責任の所在があいまいになりかねないこのような形態についても、ぜひ速やかな是正を求めるものであります。  また、ドーム以外の公共施設のあり方について、市民サービスという側面もありながら、その適正な運営を考えるのであるならば、今後、市が管理する施設について、利用者に応分の負担をお願いすることなど検討することを要望するものであります。  5点目は、市立図書館についてであります。  本市の市立図書館システム化が終了しましたことは大いなる前進として喜ばしいことでございます。しかし、市域が広範にわたる本市においては、分館が存在しないということは、利用者増を図れぬ根本的な原因となっております。移動図書館の充実という方法もありますが、やはり本格的な分館配置構想の策定と、あわせて新時代にふさわしい図書館の整備について要望をするものであります。  以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 8 ◯議長(吉田勇治君) 経済環境常任委員長北野一郎君。     〔経済環境常任委員長 北野一郎君登壇〕 9 ◯経済環境常任委員長北野一郎君) 経済環境常任委員会に付託されました議案並びに請願について審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。  付託された議案は、議案第1号 平成11年度一般会計予算中、当委員会所管分を初めとする議案16件と継続審査を含め請願1件であります。  議案16件につきましては、終始慎重なる審査の結果、全会一致をもって可決すべきものと決した次第であります。  なお、審査の経過での論議、また執行部に要望した事項について御報告いたします。  まず第1点目は、消防関係についてであります。  平成9年10月に開始されました消防本部庁舎の改築工事も本年4月に完成し、同月19日から新庁舎での業務が開始されるとの報告がなされました。この改築工事に合わせ進められてきた消防緊急情報システムの導入により、的確に災害場所や現場への最短路線が特定でき、災害出動の迅速化など市民の安全対策に万全を期されることは大いに評価できるものであります。  さらに、防火対策として平成4年より6年間にわたり取り組まれてきた住宅防火診断自主防災組織の結成など市民一人一人の防火意識が高揚され、昨年の全半焼の建物火災ゼロという消防本部発足以来の快挙には、消防初め常日ごろから御尽力を賜っている消防団の方々に対し敬意を表するものであります。  2点目は、議案第43号 小松市廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  この条例改正の趣旨については、一般廃棄物の臨時収集及び環境美化センターへの搬入する場合の埋め立て処分ごみ等処分手数料の改正で、改正後の手数料も近隣の自治体と比べ安く、廃棄物処理費の約1割の負担を市民にお願いするものであるという説明がなされたところであります。当委員会として、安易に料金を値上げしたのではなく、市民にその実情を十分にわかっていただけるよう広報活動に努めるよう求めたものであります。  3点目は、中山間地の活性化についてであります。  瀬領地区に平成10年度より一部造成が進められている食膳の里施設については、ふれあい体験農園や地域の産品を使い食品をつくる体験工房、さらにレストランも備えた都市と農村の交流施設として多くの方々の利用を期待されるものであります。また、中山間地での定住化の促進のため、圃場整備や農村公園整備事業など生活環境や農業基盤の整備が順次行われております。当委員会として今後、食膳の里施設を核に、活力ある地域経済を目指して地域の意欲を引き出せるようソフト事業の研究に鋭意努めるよう求めたのであります。  次に、継続審査中の請願の審査結果について御報告申し上げます。  平成10年請願第17号 プラント4出店反対についての請願については、第1に今後の本市の発展のためのまちづくりをどのように考えていくのか、第2に地域住民の意向や消費者ニーズについて、第3にプラント4の出店に伴う影響度についてなど慎重に調査研究する課題が山積しておりますので、本請願については全会一致をもって継続審査といたした次第であります。  以上、簡単ではありますが本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 10 ◯議長(吉田勇治君) 建設常任委員長長田孝志君。     〔建設常任委員長 長田孝志君登壇〕 11 ◯建設常任委員長長田孝志君) 建設常任委員会に付託されました議案及び請願について審査いたしましたので、その経過と結果を御報告いたします。  今回付託されました案件は、議案第1号 平成11年度小松市一般会計予算の関係部分など議案13件及び請願2件であります。  これらの案件について慎重に審査いたしました結果、議案13件につきましては全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決したことをまず報告いたします。  以下、審査の過程におきまして所管事項を含め、論議されました主な点について御報告いたします。  初めに、所管各部局におかれましては、平成11年度当初予算が前年度予算を大きく下回っているにもかかわらず、創意と工夫により取り組まれた形跡が見受けられ、財政事情の厳しい中、鋭意努力されたことをあわせて御報告いたします。  建設部所管事項であります。  公共下水道事業では、小松市公共料金懇話会の答申を受け使用料金の改正があり、一般家庭の分は据え置き、大口需要の部分の細分化を図り、使用料金が減額されましたが、今後とも下水道事業の安定と使用料金の引き上げのため、普及率の増と経営の合理化について一層努力されるよう要請をいたしました。  次に、小松市総合雨水排水計画、いわゆる水マスタープランでありますが、本市の市街地のほとんどは標高1メートルないし3メートルの低湿地に位置し、自然排水が困難な状態にあります。昨年は、近年まれに見る水害が発生し、梯川の堤防最上段までに達する増水があったため、この水マスタープランの早期実現を要望いたしました。  市営住宅事業では、バリアフリーによる高齢者に優しい住宅づくりのほか、居住者の公平、公正の観点から、滞納者には厳しい態度で臨むよう求めてきました。  次に、都市整備部所管事項では、駅周辺3点セット並びに関連周辺道路の整備促進を求めたほか、街なか再生土地区画整理事業では、過去の教訓を生かしながら人、物、情報が集まり、高齢者にも優しいまちづくりを計画されることを強く求めました。  また、本年策定されました都市計画マスタープラン及び緑のマスタープランにつきましては、住民への周知徹底と計画的推進を求めたものであります。  また、市内の公園につきましては、緊急避難場所としての見地からも、トイレの未設置箇所が多くあることから、トイレの計画的設置を求めたものであります。  次に、水道局所管事項では、水道料金の伸び悩みから料金改定に頼るばかりでなく、自家水使用者への啓蒙活動や新規事業の開拓、また滞納者に対しては公平、公正の立場から厳格に対応し、企業経営者として努力を認めつつ、さらなる努力を強く求めたものであります。  続きまして、議案第61号 市道6路線の認定についてであります。中でも小松駅西通り線小松駅東通り線、及び日の出町線につきましては、小松駅前付近連続立体交差事業に伴う小松駅西東土地区画整理事業の核となる重要な路線であり、また、その他の路線につきましても地域住民の生活道路として重要な道路であるため、いずれも委員会として可決すべきものと決した次第であります。  次に、請願第1号及び第2号につきましては、現地調査を行った結果、市民生活に直結する重要な道路であり、いずれも全会一致をもって採択すべきものと決した次第であります。  以上、簡単でありますが本委員会の報告といたしますので、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 12 ◯議長(吉田勇治君) 小松飛行場対策特別委員長水野智之君。 〔小松飛行場対策特別委員長 水野智之君登壇〕 13 ◯小松飛行場対策特別委員長水野智之君) 前回の定例会におきまして継続調査の議決をいただきました小松基地及び小松空港安全対策並び小松空港国際化に関する調査について、閉会中も調査研究を続けてまいりましたので、その経過について御報告申し上げます。  まず初めに、小松基地関係についてであります。  今回初めて米軍が常駐しての日米共同訓練が実施されたほか、今年1月11日には自衛隊機のオーバーラン報道がありましたが、にわかに降り出した雪によりスリップし、安全のためにフックを使用しての停止であり、全体を通じて安全飛行に終始いたしたのであります。  また、航空総隊戦技競技会では、小松基地所属の306飛行隊が昨年に引き続き通算5回目の優勝をなす快挙を達成いたしましたことは、小松基地のパイロットの優秀さを示すものであり、ひいては航空の安全につながるものと期待するものであります。  次に、小松空港関係についてであります。  旅客部門では、運輸省による平成9年度2地点間旅客ベストテン小松-東京間が第6位と発表されるなど、地方の空港としてはベストであります。航空機利用者が減少する中にあって、小松空港では対前年比 3.2%の伸びとなっております。  また、国際貨物便につきましても、景気低迷の折でありますが、対前年比 1.7%のわずかながら確実に増加しておりますが、現状に甘えることなく、輸送力向上のため滑走路の延長並びにかさ上げについて県と連絡を密にし、国や関係機関に働きかけるよう強く要望いたしました。  次に、関連事項としまして騒音対策障害防止事業等民生安定対策事業も、市と議会が一体となって取り組んだ結果、当初予定より大幅に増加して事業を完了することができました。これもひとえに皆様方の御理解、御支援のたまものと敬意を表する次第であります。  続きまして、日本海側にただ一つ航空自衛隊基地が所在する市でもあり、市民の安全と基地並びに空港の安全保全のため、当議会より平成10年第3回定例会におきまして朝鮮民主主義人民共和国のミサイル発射に関する意見書を提出していただきました。当委員会といたしましても当然に議論された問題であり、ここに改めてお礼申し上げる次第であります。  次に、小松飛行場周辺地域まちづくり計画についてであります。この計画には、本市のほか2市1村がモデル都市として挙げられていることから、住民の意見等が十分に取り入れられるよう工夫を行い、民間有識者をも含めた組織づくりを要請し、あわせて当委員会から提言された諸事項をも検討材料として取り組むよう要望いたしました。  以上、2年間にわたり小松基地及び小松空港安全対策並び小松空港国際化に関する調査は、今回の委員長報告をもって終結いたしましたことをここに御報告し、各位の御賛同をお願いいたします。 14 ◯議長(吉田勇治君) 小松駅周辺対策特別委員長久木義則君。 〔小松駅周辺対策特別委員長 久木義則君登壇〕 15 ◯小松駅周辺対策特別委員長久木義則君) 前回の定例会において継続調査の議決をいただきました小松駅周辺市街地活性化及び連続立体交差事業並びに北陸新幹線に関する調査について、閉会中も引き続き調査研究を行ってまいりましたが、今定例会の委員会調査をもって全会一致により調査を終結いたしましたので、その経過について御報告申し上げます。  まず初めに、北陸新幹線についてであります。  現在、政府・与党において北陸新幹線など整備新幹線のスキームの見直しとして、新建設基本計画を平成11年度中に策定する方針が固められ、北陸新幹線については長野-南越間を平成18年度、敦賀までを平成21年度の開業を目指す検討が進められているとのことであります。それゆえ、新幹線の日本海側への延伸や早期開業を目指して、小松市での機運を高めようと、新幹線小松駅の課題について話し合う市民フォーラムがこのたび開催される運びとなりました。本委員会としては、追い風傾向にある北陸新幹線の受け入れ体制を整えるため、関係機関が綿密に協力し合い万全を期すよう求めたのであります。  次に、小松駅周辺市街地活性化についてであります。  景気の低迷や大型店の郊外出店、さらには消費者ニーズの変化などにより全国各地の中心市街地が衰退傾向にある中、本市では国の支援などを受け、中心市街地商業等活性化事業が昨年来より取り組まれてきたところであります。そして、地元の商店街の合意形成や事業管理などを一元的に行うことを目的としたまちづくり機関、いわゆる第三セクターによる株式会社こまつ賑わいセンターが昨年設置されました。また、これと並行して中心市街地商業等活性化基本構想が今年度内に策定されることとなっており、その構想は市街地の整備改善や商業活性化のための事業、さらには、これら事業と一体的に推進するその他関連事業を含め41事業がきめ細やかに位置づけされているとのことであります。  本委員会としては、これら事業の推進が市街地のにぎわい創出に大いに寄与するものと期待をすると同時に、構想の中で今日の市街地の現状をかんがみ、住環境の整備やお年寄りや子供たちが安心して気楽に買い物などができる空間の整備などにも十分配慮されるよう要望するものであります。  次に、駅周辺3点セット事業についてであります。  3点セット事業の今年度末進捗率は、高架事業で約36%、関連事業である駅東西の土地区画整理事業及び高架側道は50%強と、事業計画に基づき順調に推移していて、予定どおり平成15年度の完成に向け鋭意進められているとのことであります。  また、都市交通機能としての駅東西の駅前広場や駅舎デザインについても、関係機関との調整が必要なものの、各検討委員会での最終答申案が打ち出されております。駅舎デザインについては、ホームはボックスタイプ、天井面は膨らみを持たせ陽光にあふれた躍動感あるホームの構内空間がつくり出されており、広場同様に財源不足の中、小松らしさの創出に工夫が凝らされていて、これまでの執行部並びに関係機関の御努力に敬意を表するものであります。  これら活性化に向けた駅周辺事業について2年間にわたり調査を行ってまいりましたが、冒頭に申し上げました北陸新幹線のスキーム見直しによる早期開業や、これまでの駅周辺整備事業に関連して組織された各種検討委員会での個別の提言の整合性を保つため、総合調整会議が新年度より新たに設置されることとなりました。今後、各事業が展開されていく上で、調整会議の機能が十分に発揮され、駅周辺の活性化事業が予定どおり展開されれば、南加賀の中心都市としての機能や市街地の活性化及びにぎわいの創出が大いに期待されるものであります。それゆえ、これら提言による将来構想の道筋は一通りまとめられたとの認識で意見の一致を見、調査を終結した次第であります。  以上、本委員会の最終報告とさせていただきますので、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
    16 ◯議長(吉田勇治君) 環境及び交通対策特別委員長、武田長平君。 〔環境及び交通対策特別委員長 武田長平君登壇〕 17 ◯環境及び交通対策特別委員長(武田長平君) 平成9年6月定例会において本委員会が設置され、今日まで継続調査の議決をいただき、環境汚染に関する調査・交通安全並びにバリアフリーに関する諸問題について20回にわたる委員会を開催し、調査研究を続けてまいりましたが、本定例会をもって終結するとの委員会議決をいたしました。これまでの要点について若干触れまして、その調査経過と結果について御報告申し上げます。  最初、環境汚染に関する問題についてであります。  環境汚染といいましても、地球環境からバッテリーや消火器などが不法に投棄されることまで幅広くさまざまな問題の調査を行った関係上、広く浅い調査結果になった嫌いがありますが、不法投棄問題、ダイオキシン問題、河川における環境ホルモン問題、地下水汚染問題に絞って報告いたします。  不法投棄問題については、新聞でも報道された波佐谷町の山中に産業廃棄物が投棄された現地の調査を行いましたが、その現場はまことにひどい状況でありました。本件は不法投棄の疑いのある加賀市の住民が行方不明のため、現在も撤去されていない状況でありますが、このような不法投棄の問題は捨てさせないことが何よりの決め手であると痛感した次第であります。今後の対策としては、建設業協会へ働きかけながら啓発運動強化、警告看板の設置、そして森林組合、地域住民、県や警察と連携し、パトロールを強化すべきであろうと思います。  また、委員会では、民間の産業廃棄物処理施設についても立ち入り調査を行いました。その施設の中には、コンクリートがらを破砕し基礎砕石や路盤材としてリサイクルしておりましたが、このような再生材を公共施設で使用する等の支援をするとともに、その意義と企業のあり方を評価すべきであろうと考えます。  また、本委員会が提案しました収集対策外のタイヤやバッテリー、消火器などの一括収集は一定の実績を上げております。これは一般市民の不法投棄防止対策に寄与するものと思うところであります。  次に、ダイオキシン問題であります。  ダイオキシンの発生原因は塩素系のものが不完全燃焼するときに発生するのでありますが、環境美化センターの焼却炉は平成8年に測定した結果、基準内の41ナノグラムでありました。その後、市ではCO、O2 測定器を設置するなど運転管理を行った結果、平成9年度では 3.4ナノグラムに下がったということであります。国がダイオキシンの規制値を平成14年12月より5ナノグラム以下に下げなさいということですので、環境美化センターでは平成11年度から13年度までに焼却炉から排出されるダイオキシンの量を1ナノグラム以下にすると改修工事を実施し規制値をクリアします。それに伴い、今回の当初予算にも対策費が計上されております。  しかし、所沢市の野菜がダイオキシン汚染で問題になったように、民間産業廃棄物処理施設のチェック体制も整えていかねばならないと考えるものであります。  次に、河川における環境ホルモン問題及び地下水汚染問題であります。  昨年、建設省が全国の所管の河川から水を採取し、環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)の調査結果を公表しましたが、梯川では9物質を調査し3物質が検出されました。この3物質とも微量であり、樹脂加工の原料であるそうですが、基準値が定められていないということでありました。  また、コマツ粟津工場が自主的に地下水汚染について公表したことから、石川県では粟津工場周辺を初め小松鉄工団地の地下水を採取し調査を行ったところでありますが、その結果、トリクロロエチレンが検出されるも基準値以下。しかし、テトラクロロエチレンについては島町周辺の3井戸と小松鉄工団地内の3井戸から基準値以上が検出されております。したがって、飲料に使用している市民には上水道に切りかえるよう指導するとともに、小松鉄工団地協同組合に対し、汚染原因の究明と地下水浄化対策を要請しております。  これら諸問題の所管は国であり、県でありますので、市としては国や県に対し早急に人体に対する影響調査や処理体制等の研究を要望するとともに、市としても市民が冷静に受けとめられるよう情報をわかりやすく提供するよう努力していただきたいと願うものです。  私たちは、快適で豊かな生活を求めるがゆえに、例えば冷却装置に使用されたフロンガスが地球のオゾン層を破壊しているがごとく、生産活動の中で使用された化学物質が今日になって環境汚染原因物質として登場してきた感があります。小松市では、昨年から昼食時の消灯や自動車の暖気運転を控える等のエコ運動を推進いたしております。私たちの子孫に汚染されていない環境、美しい地球を残すためにも、今小松市でも研究段階であると聞いておりますが、環境管理システム、国際企画ISO14001の認証取得に向かって一層の努力をお願いいたします。  次に、2番目の調査事項であります交通安全並びにバリアフリーに関する問題についてであります。  当委員会が設置された当時は、小松市を初め県下で死亡事故が多発し、平成9年9月には県内死亡事故最多警報が発令されたのであります。ちなみに人口10万人を超える都市における人口当たりの死亡者数は、小松市が平成8年ワースト8位、平成9年ワースト7位でありました。当委員会では、危機意識を持ち、全議員の皆さんにも呼びかけ、市議会として警察、交通安全にかかわる諸団体の皆さんとともに、国道8号線や幹線道路の交差点において、いわゆる赤ランプ作戦や早朝大キャンペーンに参加されたことは記憶に新しいのであります。結果的には死亡事故が激減し、平成10年中にはワースト38位にまで下がったのでありますが、今、調査活動を振り返ると、事故は国道8号線や幹線道路に集中しており、事故の被害者は高齢者が多いという特徴がありました。  昭和40年代、50年代の事故は子供の被害が多く、学校や保育所で安全教育を実施してきた結果、子供の被害が減ってきたという実績があります。今回は事故の被害が高齢者に多いことに的を絞り、各地区の公民館等で高齢者対象の安全教育を行ったり、反射板のテープを配付するなどの対応を行っております。  このほか、市内の危険箇所を特定するローラー作戦を展開したり、危険箇所に防犯灯の支給、警告の看板設置などを実施し、またお茶の間ガイドや大型店の店内放送等で市民に危機意識と安全意識の高揚を訴えてきたことが功を奏したものと思われます。  また、市では道路のバリアフリー化を目指して平成10年度から人に優しい道の整備事業、いわゆることぶき道路の設置に着手し、現況の道路を車道と歩道に区分し、歩道をカラー舗装や点字ブロックを敷設するなど歩行者や交通弱者の安全対策に努められていることは高く評価するところで、本事業の一層の推進を求めるものであります。  以上が2年間にわたる調査研究のまとめでありますが、今議会をもちまして委員会の調査研究を終結することにしたいと思うのであります。  何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げて、御報告といたします。 18 ◯議長(吉田勇治君) ただいまの各委員長の報告に対する質疑並びに討論を要求される諸君は、あらかじめ議長に通告されんことを望みます。  この際、暫時休憩いたします。       休憩 午後 2時11分       再開 午後 2時14分 19 ◯議長(吉田勇治君) 休憩前に引き続き会議を開き、委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。 20 ◯議長(吉田勇治君) これより討論に入ります。  通告がありますので、これを許します。  橋本米子君。     〔2番 橋本米子君登壇〕 21 ◯2番(橋本米子君) 私は、今議会に提出されました市長提出議案のうち、議案第1号、議案第9号、議案第38号、議案第43号、議案第50号に反対いたします。  請願については、請願第3号、第4号、第17号について、委員会の不採択並びに継続審査に反対いたします。  以下、理由を述べたいと思います。  まず最初に、議案第1号 平成11年度小松市一般会計予算と、議案第9号 平成11年度小松市駅東土地区画整理事業特別会計予算についてであります。  今、全国の地方自治体が深刻な財政危機に直面しています。1990年度に67兆円だった全自治体の借金は、90年代に入って約 100兆円もふえ、今年度末には 166兆円にもなろうとしています。重大なことは、この財政危機を口実として福祉、医療、教育の切り捨てや公共料金の値上げ、職員の削減など、これまでにない大規模な住民サービス切り捨てが強行されようとしていることです。小松市は昨年、平成11年度の予算編成を行う際、全国47類似都市中、小松市が市債残高がトップの可能性があるとして大宣伝し、赤字債権団体になると大変だといって鳴り物入りで行政改革をあおり立てました。  そして、その対策として市が出したのは、超大規模な行政改革大綱です。これは駅周辺3点セット事業は計画どおりに進め、今後ますます膨れ上がる借金の返済を進めていくためには今後長期間にわたって暮らし、福祉、教育、市民サービスを大幅にカットするというものです。  行政改革大綱の具体化として今回打ち出されたものが、市立保育所の統廃合及び民間委託等による適正配置のための保育所スリム・アンド・ドレスアップ調査事業費に 100万円、学校給食の共同調理方式、民間委託等の改善のための学校給食検討調査事業費に20万円。経費の節減、合理化等では、ごみの有料化調査事業費として50万円。補助金等の整理合理化では補助金、交付金を4区分に分類し、総額6億 3,000万円を削り込み、中でも0区分の民間団体への補助金では市民学習支援事業費の中で95団体の市民グループ学習に対して4万 5,000円を一律に削ってしまうこともしました。使用料の改定では、廃棄物処理手数料を30%も引き上げ、制度改正では職員互助会交付金や農業関係補助金を引き下げました。特に老人医療費、母子医療費などの医療、福祉の分野にまで波及し、生活習慣病予防対策事業費では基本健康審査を 1,000円から 2,000円に倍加しました。がん対策事業費では、受診率が低いということで乳がん検診を廃止してしまいました。  私は先日の質問の中でも、小松市の公共事業偏重は投資的経費の比率が全国47類似都市の平均26%に対し、36%と10%も高い水準を続けていることを見ても明確だと指摘しました。中でもこまつドーム建設を進める以前のバブルの時期に計画し、1992年のバブル崩壊の年から始められた駅周辺3点セット事業は、当時の予算規模が 400億円に満たなかった小松市が 600億円を超える事業を始めるという点でも極めて冒険的なものであったと思います。公共事業として県の支出額は大きいのですが、市の義務負担分 175億円は1年間の小松市の地方税収入 160億円を超えるものです。この駅周辺3点セット事業は、百年の大計だとして聖域にし、税金を湯水のように使い、一方、市民の負担をふやし、福祉や教育、暮らし、市民サービスまで削ってしまう市の税金の使い方は逆立ちであり、地方自治体の税金の使い方として間違っているのではないでしょうか。  広報こまつ2月号の行革特集号の3ページにある未来の子供たちの負担とならないようにするには、行革先にありきでなく、大型公共事業最優先の姿勢を改めることこそ大切だと思います。地方自治体本来の仕事である福祉を守ること、市民の暮らしを守ること、教育を充実することを求めて反対するものであります。  次に、議案第38号 小松市医療費助成条例の一部を改正する条例についてであります。  この小松市医療費助成条例の一部を改正する条例の中には、69歳医療費助成について市単独で実施していた譲渡所得分を廃止することと、母子医療費に1カ月1医療機関当たり 500円の自己負担を設けるという2つの改正の内容があります。それぞれ改正の理由として、各制度間の公平化、均一化と言いつつ、行革の見直しに準じて市民に負担増を与えるもので、福祉の後退です。私は、公共事業費は削るどころか逆に拡大し、一方、事務が煩雑だからといって高齢者や母子家庭などの重箱の隅をつつくように医療、福祉の見直しをし、削減することには厳しく反対をするものであります。  次に、議案第43号 小松市廃棄物減量化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  この廃棄物処理手数料は、平成6年度以来据え置きとなっていて、今回30%増の大幅な見直しをするものですが、この不況の中で市民生活の暮らしの軽減策こそ図られるべきであり、負担増には賛成できません。  次に、議案第50号 小松市立高等学校条例の一部を改正する条例についてでありますが、県立高校の入学金改定にあわせ、入学金を 5,500円から 5,550円に改定するものですが、県言いなりで根拠がなく、市民負担増になりますので、賛成できません。  次に、請願第3号 消費税を三%にもどすことを求める請願についてであります。  現在、国会が開かれていますが、今国会は戦後最悪となった不況をどう打開するのかが最大の課題となっています。この問題での国民の意思は明白です。どの世論調査をとってみても、圧倒的多数が消費税を減税して昨年の5%増税以来落ち込んだ消費購買力を回復させることを望んでいます。この戦後最大の不況から抜け出すために、将来の税制のあり方の違いを超え、国民多数の声にこたえるためにも、一刻も早く消費税減税に踏み切るときだと思います。  我が党は、消費税を現行の5%から3%に引き下げる際、地方財政の危機的状況を考慮し、消費税収入の地方自治体の取り分を現行のまま確保するようにすべきとの提案も行っております。消費税減税を求める意見書を採択した地方議会も現在までに 200近くに上っています。  以上の点で、本議会が住民の暮らしや営業を守るため、国に対し消費税減税を求める決議を採択することが急がれており、委員会の採択には反対であります。  次に、請願第4号 新ガイドラインの立法化に反対する意見書または決議を求める請願についてであります。  今、憲法と平和が自民党政治のもとで大変な危機にさらされています。戦争はしない、軍隊は持たないという2つのことを決めた憲法第9条があります。これまで政府は、自衛のためならといって自衛隊をつくり、9条の戦力は持たないという原則を踏みにじってきました。しかし、戦争はしないという原則を踏みにじることはできませんでした。ところが今度は、自衛隊を海外でのアメリカの戦争に参加させ、戦争はしないの原則までひっくり返そうとしています。それがガイドライン法、戦争法案です。  この日米防衛協力のための新指針や関連法案による反対をしたり懸念する意見書が可決、採択した地方自治体が全国で 106にも上っていることがマスコミで大きく取り上げられています。周辺事態法や日米物品役務相互提供協定の改定など、新ガイドラインに基づく一切の法律、協定を制定しないことを求めることは今、緊急に求められており、委員会の不採択には反対であります。  最後に、継続審査中の請願第17号 プラント4出店反対についての請願についてであります。  数多くの商店街の皆さんから出されたプラント4出店反対についての請願は、地元商店街を守るため切実な願いであります。改選前の今議会で採択すべきであり、委員会の継続審査には反対であります。  以上であります。 22 ◯議長(吉田勇治君) 武田長平君。     〔18番 武田長平君登壇〕 23 ◯18番(武田長平君) 私は、萌政会を代表いたしまして、提出されました議案第1号 小松市一般会計予算ほか全議案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。  国も地方も厳しい財政状況の中で懸命に景気回復に向けて努力していることは御承知のとおりであります。西村市長は市長に就任以来、この厳しい財政状況の中で、元気のでるこまつをめざして市民との対話を第一に、信頼される市政確立に向け努力されていることを大いに評価するものであります。  こまつ新生プランを初めをとして多くの市民から御意見や要望を取り上げ、2億円の一般財源特別枠を設けるなど、めり張りをつけた知恵を絞った予算編成に元気のでるまちこまつを掲げる市長の意気込みを強く感ずるものがあります。  また、財政健全化と景気対策という2つの困難な課題への対応策の一つとして、職員数の削減を中心とする行政改革への真剣な取り組みもあり、小さな行政体での効率的行政運営を目指していることもまた大いに評価できるものであります。  当初予算を初め緊急経済対策を受けた平成10年度補正予算を含め、計画された事業がすべて円滑に実現されますよう格段の努力を期待するものであります。  その他の議案につきましては、各常任委員長の報告どおり賛意をあらわし、賛成討論といたします。(拍手) 24 ◯議長(吉田勇治君) 山本光栄君。     〔15番 山本光栄君登壇〕 25 ◯15番(山本光栄君) 私は、市民クラブを代表いたしまして、提出されました議案第1号 平成11年度一般会計予算ほか全議案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。  御承知のように、戦後最悪と言われた景況は依然として続いており、政府の平成11年度を景気回復元年と位置づけた予算も国債の増発と減税による地方財政への圧迫という大変困難な環境の中で予算編成がなされたのであります。  一般会計予算は、その規模において 445億円余りと対前年 1.9%減を余儀なくされているのがその実態でございます。しかし、その中身におきましては、一つ、市民1人当たり50万円余という公債残高を考慮し、3億 4,000万円にも上る公債の繰上償還を実施しておりますし、さらに金利の高いものについては12億借りかえ措置を実施しているなどの工夫をされております。また、市債発行についても抑制に努めており、10年度当初予算に比べて約6億円も抑えているなど、財政の健全化への努力がなされておることについては大いに評価をするところであります。  また、市税が減収する中で2億円の特別枠を設けて元気なこまつを目指した各種施策に特徴を出す工夫をしていることなど、予算編成において限られた財源の有効活用や重点事業配分に努めるなど、その苦心があらわれておるのであります。  以下、予算案に盛られた重点施策について幾らかピックアップをしてみたいと思うのであります。  まず景気対策については、政府の緊急経済対策を積極的に受け入れた補正予算を初め、小松駅周辺整備三点事業についても本腰を入れ、特に3点セットの総合調整会議を設置をされたことは、この事業が極めて効率的に進捗をする大きなインパクトになるのではなかろうか。そして、そのことが地域経済の景気浮揚に大きな起爆剤となるよう今後の執行においても格段の御努力を期待するものであります。  また、ダイオキシンの対策につきましては、環境汚染に対する市民の不安解消にとっても適切な措置であり、思い切った予算措置をされておることを評価するものであります。  一方、宮本画伯展示館の整備や全国子供歌舞伎フェスティバルの開催などは、すぐれた小松の文化を全国へ発信するものとして特筆されるものであります。  また、市民が今、何と言いましても私ども議会を初め役所に対して目を向けております。その意味で、行政改革については最重要課題として、大綱の制定を初め、その実施に当たっては具体的数値目標が示されていることは職員の削減計画とあわせて評価できるものであります。今後、具体的実施に当たっては、新生こまつを考える会にこだわらず、広く民間の指標を取り入れ、英断をもって実行に当たっていただきたいと思うのであります。  さて、予算案の中で1点、市民の関心の高いこまつドームについて若干注文をつけさせていただきたいと思うのであります。こまつドームは七十数億という巨費を投じて建設されたわけでありますが、今後積極的に活用のための施策を講じていかないと大変大きな重荷が増してくるのは明らかであります。これまでの説明にあるように、単年度収支が市民センターと変わらないという感覚だけで果たしていいのだろうか。市民の見る目はもっと厳しく、今後ドームについての組織運営のあり方、イベントの招致策、民間活用など根本的に取り組まれるよう強く要望する次第であります。  さて、市長は就任以来2年、これからが西村カラーを出す本領発揮という時期に差しかかり、打ち続く不況と財政難に直面をされておるわけで、その心中を察するにじくじたる思いを覚えるのであります。市民の願いは、何とかして今の景気をよくしてほしいという1点に尽きるのであります。この意味において、市長はこの市民の思いを念頭に、国、県との太いパイプを活用され、提案されております諸施策について自信を持って実行されることを望むものであります。  なお、そのほかの議案につきましても、常任委員長の報告どおり賛意を表し、了とし、賛成するものであります。  なお、我々も今、住民の審判を受けようとしている身でありますが、この4年間の活動の評価と意図するところを誠心誠意市民の皆様に訴え、何とかして合格点がいただけるよう全力を上げる所存でございます。そして、再びこの議場において市発展について市長と議論を交わすことができることを願いながら、賛成討論といたします。 26 ◯議長(吉田勇治君) 他に討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第1号、議案第9号、議案第38号、議案第43号、議案第50号の以上5件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の5件はいずれも委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 27 ◯議長(吉田勇治君) 起立多数。  よって、以上の5件はいずれも委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第2号から議案第8号まで、議案第10号から議案第37号まで、議案第39号から議案第42号まで、議案第44号から議案第49号まで、議案第51号から議案第62号までの以上57件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の57件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 28 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の57件はいずれも委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第1号及び請願第2号を採決いたします。
     お諮りいたします。  以上の2件は委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 29 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の2件は委員長の報告のとおり決しました。  次に、請願第3号を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 30 ◯議長(吉田勇治君) 起立多数。  よって、本件は委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第4号を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 31 ◯議長(吉田勇治君) 起立多数。  よって、本件は委員長報告のとおり決しました。  次に、継続審査中の平成10年請願第17号を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は委員長報告のとおり継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 32 ◯議長(吉田勇治君) 起立多数。  よって、本件は委員長報告のとおり決しました。  次に、継続調査中の小松基地及び小松空港安全対策並び小松空港国際化に関する調査、小松駅周辺市街地活性化及び連続立体交差事業並びに北陸新幹線に関する調査、環境汚染に関する調査・交通安全並びにバリアフリーに関する調査を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の3件はいずれも委員長報告のとおり調査を終結することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 33 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の3件は委員長報告のとおり決しました。  ──────────◇──────────     ◎市長提出議案第63号、諮問第1号の      上程、説明、質疑、委員会付託省略、      討論、採決 34 ◯議長(吉田勇治君) 日程第2、市長提出議案第63号 公平委員会委員の選任について外1件を一括して議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、西村徹君。     〔市長 西村 徹君登壇〕 35 ◯市長(西村 徹君) ただいま追加提出いたしました議案につきまして御説明申し上げます。  追加提出いたしました議案は、人事案件2件であります。  まず、議案第63号 公平委員会委員の選任についてであります。公平委員会委員北野孝子氏の任期は来る3月31日をもって満了となりますが、人格高潔で地方自治に理解があり、かつ人事行政に関する識見を有しておられる同氏を再び公平委員会委員として選任しようとするものであります。  次に、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求めることについてであります。人権擁護委員前川スミ氏の任期は去る2月14日をもって満了となっております。同士は人格、識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護に関する深い理解をお持ちですので、再び法務大臣に推薦しようとするものであります。  以上2件について、何とぞ慎重御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 36 ◯議長(吉田勇治君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第63号及び諮問第1号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 37 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第63号 公平委員会委員の選任についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案に同意することに賛成の諸君の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 38 ◯議長(吉田勇治君) 起立総員。  よって、本件は原案に同意することに決しました。  次に、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案に同意することに賛成の諸君の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 39 ◯議長(吉田勇治君) 起立総員。  よって、本件は原案に同意することに決しました。  ──────────◇──────────     ◎議員提出議案第1号、議案第2号の一      括上程、説明、委員会付託省略、討      論、採決 40 ◯議長(吉田勇治君) 日程第3、議員提出議案第1号 聴覚障害者の社会参加を制限する欠格条項の早期改正を求める意見書外1件を議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。  木村厚子君。     〔3番 木村厚子君登壇〕 41 ◯3番(木村厚子君) ただいま上程されました議員提出議案について、提案理由の御説明を申し上げます。  議員提出議案第1号 聴覚障害者の社会参加を制限する欠格条項の早期改正を求める意見書についてであります。  提案の趣旨につきましては、お手元に配付の意見書案に述べられているとおりであります。  障害者に対する差別をなくし社会的理解を広げるために、民法第11条や刑法第40条が改正されるなど聴覚障害者の社会参加と平等の保障は前進してきたところであります。しかし、医師法、薬剤師法など医事、薬事関係法を中心に絶対的欠格事由に規定し、一律に資格や免許を与えないこととしておりますが、聴覚障害者の社会参加を促進する観点から、個々の障害の程度や業務遂行能力により必要な支援策を配慮する方向で資格や免許の付与を講じるべきであります。  また、欠格事由の規定はないものの、テレビ番組を自由に享受し、情報を得て生活向上に利用する活動が制限されたり、選挙候補者の政見を知る機会が制限されており、参政権が保障されていない状況であります。よって、本案を提案する次第であります。  何とぞ各位の御賛同をお願い申し上げ、簡単ではございますが提案理由の説明とさせていただきます。 42 ◯議長(吉田勇治君) 橋本康容君。     〔5番 橋本康容君登壇〕 43 ◯5番(橋本康容君) ただいま上程されました議員提出議案第2号 じん肺り患者の救済とトンネルじん肺の根絶を求める意見書について提案理由の説明を申し上げます。  提案の趣旨につきましては、お手元に配付の意見書案に述べられているとおりでありますが、国民が豊かで健康な社会生活を営む上で、安定した就業の場と安全で健康的な職場環境を確保することは極めて重要なことであります。しかし、じん肺については作業環境の改善や健康管理の充実など国においても各種対策が講じられる中、今なお多くのり患者が企業、業界、政府に対し救済とじん肺根絶を求められており、この問題は主としてトンネル工事における公共事業などによって生み出されていることなどから、早急に解決を図るべき重大な社会問題である考えられます。よって、本案を提出いたした次第であります。  何とぞ皆様方の御賛同をお願い申し上げ、まことに簡単ではありますが提案理由の説明といたします。  以上。 44 ◯議長(吉田勇治君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第1号及び第2号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 45 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の2件については委員会の付託を省略することに決しました。
     これより討論に入ります。  討論はありませんか。──討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議員提出議案第1号を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 46 ◯議長(吉田勇治君) 起立総員。  よって、本案は原案のとおり決しました。  次に、議員提出議案第2号を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 47 ◯議長(吉田勇治君) 起立総員。  よって、本案は原案のとおり決しました。  ──────────◇──────────     ◎各常任委員会の閉会中の継続調査につ      いて 48 ◯議長(吉田勇治君) 日程第4、各常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  総務企画常任委員会を初めとする4常任委員長から、お手元に配付のとおりそれぞれ閉会中の継続調査の申出書が参っております。  お諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 49 ◯議長(吉田勇治君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。  ──────────◇──────────     ◎会議録署名議員の指名 50 ◯議長(吉田勇治君) 日程第5、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において   山 本 光 栄 君   横 山 雅 輝 君 を指名いたします。  ──────────◇──────────     ◎市長あいさつ 51 ◯議長(吉田勇治君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  この際、市長が特に発言を求めておりますので、これを許します。  市長、西村徹君。     〔市長 西村 徹君登壇〕 52 ◯市長(西村 徹君) 議長のお許しをいただきまして、平成11年度第1回小松市議会定例会の閉会に当たりまして一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。  今議会は3月2日に開会以来、きょうまで16日間にわたり平成11年度の当初予算と数多くの重要議案につきまして慎重に御審議を賜りました結果、上程した全議案につきまして原案のとおり可決または御承認をいただきましたこと、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。  先ほどの委員長の報告で御指摘をいただきました事項、また、それぞれの委員会におきましていろいろ御議論のありました各事項につきまして、御意見を十分に尊重し執行に当たってまいりたいと思っております。  私は市長に就任以来今日まで、信頼される市政の実現に向け改革、刷新、そして安定に不断の努力をもって取り組んでまいりました。任期半ばを迎え、こまつ新生プランにも標榜いたしております元気のでるまちこまつをめざして、さらなる市勢の振興と発展に全力を傾け邁進いたす所存でございますので、何とぞ皆様方の御支援、御指導を賜りますようお願い申し上げます。  議員の皆様方におかれましては、本議会が市民の信頼と負託にこたえ御活躍された任期4年間の最後の議会でございます。本日議事堂に御出席の議員諸兄の中には、今期をもって後進に道を譲られ御勇退される方もおありでございます。任期の長短はございますけれども、本当に長い間、市政全般にわたりまして果たされた御貢献に対し、住民になりかわりまして心からの敬意とお礼を申し上げる次第であります。  また一方、再び立候補され、選良として市政の第一線でなお一層御活躍していこうとなされる方々が大多数のようにもお聞きいたしております。市政の運営をあずかります私にとりましては、皆様に本市振興のためいろいろと温かい助言をいただきました。また、執行部に対しましても、そのときどきに時宜に適した御指導を賜り、重ねて厚く御礼を申し上げる次第でございます。  今期をもって勇退される議員各位には、年ますます春秋に富み、どうぞこれからも健康に御留意をいただき、今後とも市政に対しましてこれまで同様変わらぬ御指導、御援助をいただきますようお願いを申し上げる次第でございます。  片や再び立候補される皆様方には、見事首尾よく当選を果たされ、再びこの議会で拝見できますよう心からの御奮闘を御期待申し上げます。そして、引き続き市勢の発展に思う存分御活躍をいただきますようお祈り申し上げまして、まことに簡単でございますがお礼のごあいさつにかえさせていただきます。  本当にどうもありがとうございました。 53 ◯議長(吉田勇治君) この際、水野智之君、中口清栄君が発言を求めておりますので、順次発言を許します。  水野智之君。     〔22番 水野智之君登壇〕 54 ◯22番(水野智之君) 議長からお許しをいただきましたので、一言ごあいさつ申し上げます。  まず、先ほど市長から懇ろなねぎらいの言葉をいただきまして、これもあわせてお礼を申し上げたいと思います。  若い方は御存じないかもしれませんが、かつて愛知県選出で民社党の委員長をやっておりました春日一幸という、俗に春日節という弁論でなかなか立派な方おられましたが、その方が実は私が県連の副委員長のころに金沢へ政経パーティに来られまして、当時委員長そのものが引退の決意をされたときでありますが、今でも忘れませんが、「山へ登るのも厳しいけれども、山からおりるのがもっと厳しい」という言葉をおっしゃっていました。まさしく今、その心境であります。  昭和50年に初当選以来、6期24年間、一生懸命走り続けてまいりました。ようやくあと2年で21世紀を迎えるわけでありますが、ようやく私もかなり自分なりに年をとった。まさしく戦前、戦中の言葉だけしか出ない。若い方から見られると生きた化石とか何とかおっしゃるようでありますので、ここらでやはり新旧交代、世代交代という気持ちを深めさせていただきました。  6期24年間でありますが、多くの住民の皆さんに御支援をいただきまして、また市長初め市の皆さんの御協力によりまして市勢の進展にいささかなりとも貢献できましたことは、改めて心から厚くお礼を申し上げたいと思います。  今度新たにまた市議選に出馬される各位には、どうぞひとつ健闘されて再びこの議場へ帰られることを心からお祈りを申し上げさせていただきます。  また終わりに、市長初め職員の皆さんのますますの御活躍と市勢に対する発展と御健勝を心から御祈念を申し上げて、ごあいさつにかえさせていただきます。  どうもありがとうございました。(拍手) 55 ◯議長(吉田勇治君) 中口清栄君。     〔26番 中口清栄君登壇〕 56 ◯26番(中口清栄君) 議長のお許しをいただきましたので、大変僣越でありますけれども、 この壇上から一言ごあいさつをさせていただきたいと思います。  ただいま平成11年度第1回小松市議会に提案をされました小松市長の西村徹、その市長のもとでこの打ち続いております不況の中での本当に皆さんも御承知のように厳しい財政の中での小松市の発展を期して、そして新しいまちづくり、元気のでるこまつのまちをというスローガンのもとに編成をされました全議案が、この2日から始まりました議会において議員皆さん方の精力的な審査と慎重な結果をもって全議案が可決されましたことに対して、心から敬意を表するとともに、お喜びを申し上げたいと思います。本当に皆さん御苦労さまでございました。  なお、先ほどこの本会議が開かれる前に、不肖私が昭和34年に小松市議会に初当選をいたしましてから10期連続、ちょうど40年の議会の議員を務めさせていただきましたことに対して、小松市からは特別表彰を受け、さらに議会から感謝状を贈呈されました。私にとっては身に余る光栄と心からお礼を申し上げる次第でございます。  実は、この機会に私自身、先ほども申し上げました長い議会の経験を積んできたつもりではありますけれども、この議会を最後に今期を限りとして市議会議員の職を辞退し、そして4月に行われます議員の選挙には不出馬の決意をいたしました。  顧みますと、何回も繰り返すようでありますけれども、昭和34年に初当選以来、小松市の市長として市政を執行してこられました和田傳四郎市長から藤井、佐竹、竹内、竹田、そして北、そして現在の西村市長と7名の市長さんの小松市政執行の中で議員として議会では議長職を初めいろんな常任委員会あるいは特別委員長、あるいはまた監査委員などの職にもつけていただいて、それぞれの体験をし、そして微力ではありましたけれども市政に対していささかなりともみずからの行為、行動にとって誇りを持ち得たことに対して、これはあくまでも本当に私のような者をここまで支持していただいた多くの市民の皆さん方の御支援のおかげだと心から感激をいたしておるところであります。  議員活動というものに対して、本当に多くの皆さん方の御指導と御協力、そしてまた報道関係の皆さん方の御指導や御鞭撻、さらには市長を初め職員の皆さん方が温かい御協力をいただきましたこと、先輩あるいは同僚、後輩の皆さん方からも私に対して寄せていただきました御厚情に対して、大変高いところではございますけれどもこの席上から厚くお礼を申し上げる次第でございます。  私自身は、御承知のように至って健康に恵まれて、本当に人間としては幸せな生活を送ってこられたと心から喜んでおるわけでありますけれども、性格は至って粗野でありまして、何事によらずみずからが飛び込んでいかなければものは解決しないという考え方に先立って、常に先頭に立ってものをやるという人生を歩んでまいりました。そのために議員に当選させていただいてから今日までは、私なりに政治一筋に生きていくためには家業も家庭も場合によれば犠牲にしてでも通していくのが男の情熱であり、それが私に課せられた一つの責任だと、こういうふうに考えまして、猪突猛進という言葉もありますけれども、どちらかといえばその方向で一生懸命に自分では努力をしてきたつもりであります。しかし、そのことがまた議員の皆さん方や多くの方々にとっては非常に迷惑をかけたり、あるいは意を損ずるような発言になっておったことも多々あったと思います。本当に申しわけないという気持ちでこの席上から、またこれもおわびを申し上げたい、このように思うところでございます。  人間粗野でございますので、今申し上げましたような気持ちがどちらかといえばうぬぼれにもなり、私は議会の子であるというような一つの夢を持って今日まで務めてまいりました。しかし、その成果は果たしてどのようであったかということを今思い返してみると、まことに心寂しいものもあると思います。しかしながら、私はこの議員の職にある限り、最初から持っておりました議会の議員はかくあるべきであるということに対してだけは初心を曲げず、本当にみずからこのことに徹してきたという一種の自負がございます。先ほどからお話がありますように、皆さん方はこの4月の改選に向かって全力投球をしておられると思いますが、どうか健康に十分気をつけて、そして頑張っていただきたいと思います。  新しい立候補しておられる方々の報道もございます。そういった点で厳しい選挙になるとは思いますけれども、どうか市民の期待にこたえるために、この議会が市民の信頼を欠くことにならないように、どうかひとつ最善の努力をしていただいて、そして良識の府としての小松市の議会を皆さん方の手によって推し進めていただき、小松市勢の発展の原動力が皆さん方のこの議会からも大きく発展をしておるという礎になっていただきたいことを心からお願いを申し上げる次第でございます。  大変この席上でこのようなことを申し上げることは不遜ではあるかもしれませんけれども、どうか西村市長を中心に市民の皆さん方の御協力をいただき、そして市役所の職員の皆さん方も西村市長を中心に小松市民の幸せのために万全を期して頑張っていただきますことを心からお願いをし、小松市の発展と、そして皆さん方の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げまして、私の長年務めさせていただきました26番の議席に名残を惜しみながら、皆さん方にこの壇上から心からお礼と引退のあいさつにかえさせていただきます。  本当に長い間ありがとうございました。お礼を申し上げます。(拍手)  ──────────◇──────────      ◎閉会の宣告 57 ◯議長(吉田勇治君) これをもって平成11年第1回小松市議会定例会を閉会いたします。       閉会 午後 3時 7分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...